2019年08月07日
ハナシンボウギ
高さ2mほどの低木。他の常緑樹と並ぶと特に目を引く特徴はなくまったく地味です。
葉の一部を見ると3出複葉に見えるものもあり、よく見かけるアワダンに似た雰囲気です。しかし小葉の長さは15㎝程度と明らかにアワダンの葉より大きい印象です。
葉裏のようす。他の葉を見ると、若干小葉がずれていました。これもハナシンボウギの特徴のようです。全体的に小葉は3~5枚ついているものが多く、羽状複葉のようです。
5~6mほどの小さな花が見られました。数日おきに観察しましたがこれ以上花弁は開くことはないようです。
○ハナシンボウギ(ミカン科)。
県内分布: 沖縄島、宮古島、石垣島、西表島、黒島、波照間島。
低地林内の石灰岩地に生える常緑低木。
沖縄県RDB:絶滅危惧ⅠB類(EN)。
竹富町希少野生動植物種(2017 年)。