2020年01月26日
ボロボロノキ
2020/1/25
バンナ岳では所々で見かけるボロボロノキ。
1月上旬から花柱を伸ばしていましたが、先日から少しずつ開花し始めていました。
かすかにジャスミン系の香りがする可愛らしい花です。
撮影地:石垣島
ボロボロノキ(ボロボロノキ科) 国内分布:九州(中部以南)~沖縄。落葉小高木。和名は枝がもろく、簡単に折れることに由来するようです。
バンナ岳では所々で見かけるボロボロノキ。
1月上旬から花柱を伸ばしていましたが、先日から少しずつ開花し始めていました。
かすかにジャスミン系の香りがする可愛らしい花です。
撮影地:石垣島
ボロボロノキ(ボロボロノキ科) 国内分布:九州(中部以南)~沖縄。落葉小高木。和名は枝がもろく、簡単に折れることに由来するようです。
2020年01月17日
岩上にチケイラン咲く・・
2020年1月13日
於茂登岳を水源とする川沿い・・
勢いよく流れる川沿いの岩上でチケイランは花を咲かせていました。
花は淡黄緑色。すっと花序をのばし10数個の花をつけていました。
どちらかというと個人的には樹上に生えているというイメージでしたが、岩上でもしっかり生きている姿にたくましさを感じます。これからも花を咲かせてくれることを願うばかりです。
チケイラン(ラン科) 県内分布:沖縄本島北部、石垣島、西表島。山地自然林の岩上や樹上に生える常緑多年草。園芸用の採取等で激減。沖縄RDB:絶滅危惧Ⅱ類(VU)、石垣市自然環境保全条例保全種(2015 年)。竹富町希少野生動植物種(2017 年)。
於茂登岳を水源とする川沿い・・
勢いよく流れる川沿いの岩上でチケイランは花を咲かせていました。
花は淡黄緑色。すっと花序をのばし10数個の花をつけていました。
どちらかというと個人的には樹上に生えているというイメージでしたが、岩上でもしっかり生きている姿にたくましさを感じます。これからも花を咲かせてくれることを願うばかりです。
チケイラン(ラン科) 県内分布:沖縄本島北部、石垣島、西表島。山地自然林の岩上や樹上に生える常緑多年草。園芸用の採取等で激減。沖縄RDB:絶滅危惧Ⅱ類(VU)、石垣市自然環境保全条例保全種(2015 年)。竹富町希少野生動植物種(2017 年)。
2020年01月12日
リュウキュウチシャノキ
海岸沿いと石灰岩地林内に生えるリュウキュウチシャノキが開花していました。
石灰岩地の林内にて。
見上げると上部に花を僅かに咲かせていました。
カキノキの葉を思わせるような大きさと厚みがあります。
こちらは日当たりの良い海岸沿いにて・・。
光沢のある厚みの葉がより一層印象的。
枝先に集まった白色の花です。
花びらは5つに分かれて少し反り返っています。1月とは思えない日差しと暑さでしたが、青い空と白い花のコントラストが印象的でした。
撮影地:石垣島。
リュウキュウチシャノキ(ムラサキ科) 県内分布:宮古島、石垣島、西表島、竹富島、波照間島、鳩間島、小浜島。海岸沿いや低地の石灰岩地に生える常緑高木。沖縄県RDB:絶滅危惧Ⅱ類(VU)。竹富町特別希少野生動植物種(2017)。
石灰岩地の林内にて。
見上げると上部に花を僅かに咲かせていました。
カキノキの葉を思わせるような大きさと厚みがあります。
こちらは日当たりの良い海岸沿いにて・・。
光沢のある厚みの葉がより一層印象的。
枝先に集まった白色の花です。
花びらは5つに分かれて少し反り返っています。1月とは思えない日差しと暑さでしたが、青い空と白い花のコントラストが印象的でした。
撮影地:石垣島。
リュウキュウチシャノキ(ムラサキ科) 県内分布:宮古島、石垣島、西表島、竹富島、波照間島、鳩間島、小浜島。海岸沿いや低地の石灰岩地に生える常緑高木。沖縄県RDB:絶滅危惧Ⅱ類(VU)。竹富町特別希少野生動植物種(2017)。
2019年12月21日
テツオサギソウ
12月の石垣。この日は25℃を越える夏日。
森の中は前日の雨でぬかるみ蒸し暑いです。
薄く霧がかかる中、数株のテツオサギソウが生えていました。この株は高さ40~50㎝ほどのもの。
初めて目にしたときは、一瞬リュウキュウサギソウ?かと思うほど似ている感じでした。淡い緑色の花です。
葉は全縁で両面とも毛はなく、特に表はつやがあります。この細長い葉の形からナガバサギソウという名もあるようです。
森から出る頃、靴下に2匹、ふくらはぎに1匹のヒル・・
12月といえど、ヒル対策は必要なようです。
テツオサギソウ(ラン科) 県内分布:沖縄島北部?、石垣島、与那国島。湿り気のある森林樹下に生える常緑の多年草。
沖縄県・環境省RDB:絶滅危惧ⅠB類(EN)。
森の中は前日の雨でぬかるみ蒸し暑いです。
薄く霧がかかる中、数株のテツオサギソウが生えていました。この株は高さ40~50㎝ほどのもの。
初めて目にしたときは、一瞬リュウキュウサギソウ?かと思うほど似ている感じでした。淡い緑色の花です。
葉は全縁で両面とも毛はなく、特に表はつやがあります。この細長い葉の形からナガバサギソウという名もあるようです。
森から出る頃、靴下に2匹、ふくらはぎに1匹のヒル・・
12月といえど、ヒル対策は必要なようです。
テツオサギソウ(ラン科) 県内分布:沖縄島北部?、石垣島、与那国島。湿り気のある森林樹下に生える常緑の多年草。
沖縄県・環境省RDB:絶滅危惧ⅠB類(EN)。
2019年12月03日
ヨナクニトキホコリ
海岸に近い低地林。クワズイモやヤブニッケイ、クロツグ、タカサゴシラタマなど石灰岩地を好む植物が多く見られます。
ヨナクニトキホコリは石灰岩上でわずかに付着する腐葉土に根を伸ばしていました。
葉は倒卵形で基部はややゆがんだ形。上半分に粗めで数個の鋸歯があり、葉裏はやや白みをおびています。
花は雌雄同株または異株。葉腋から数㎝ほど柄をのばした雄花。雌花は葉腋に直接つくように咲きます。
晴天時でも太陽光は木々の間からほんの僅かで、適度な暗さと湿度が保たれるような場所を好むようです。
ヨナクニトキホコリ(イラクサ科) 石灰岩地帯の湿気のある樹陰に生える多年草。茎は基部付近でまばらに分岐し節から根を伸ばしています。
沖縄県RDB: 絶滅危惧ⅠA類(CR)
2019年11月22日
ムクイヌビワ
石灰岩地に生える常緑高木。
西表で見かけたのは1,2カ所でしたが、
ここ石垣では幼木も含めて数カ所で見られました。
県道から少し脇道に入ったところで見かけたものは高さ5~6mほどのもの。
表面は光沢があり、さわるとざらついています。その「ざらつき感」は同科のホソバムクイヌビワと似ています。
枝先に果嚢がついていました。大きさは明らかにホソバムクイヌビワのものより大きく、1㎝ほどあります。
葉の基部は左右非対称で、全体的にボテッとした感じです。
○ムクイヌビワ(クワ科) 国内分布:沖縄島、石垣、西表、与那国、大東。低い石灰岩地に生息する常緑高木。雌雄異株。沖縄県RDB:準絶滅危惧(NT)、竹富町希少野生動植物種(2017 年)。
西表で見かけたのは1,2カ所でしたが、
ここ石垣では幼木も含めて数カ所で見られました。
県道から少し脇道に入ったところで見かけたものは高さ5~6mほどのもの。
表面は光沢があり、さわるとざらついています。その「ざらつき感」は同科のホソバムクイヌビワと似ています。
枝先に果嚢がついていました。大きさは明らかにホソバムクイヌビワのものより大きく、1㎝ほどあります。
葉の基部は左右非対称で、全体的にボテッとした感じです。
○ムクイヌビワ(クワ科) 国内分布:沖縄島、石垣、西表、与那国、大東。低い石灰岩地に生息する常緑高木。雌雄異株。沖縄県RDB:準絶滅危惧(NT)、竹富町希少野生動植物種(2017 年)。
2019年10月13日
ササキカズラ
海岸近くを走る県道沿いの雑木林が広がる場所でササキカズラがギンネムに絡むようにつるを伸ばしていました。さらにその県道を挟んで反対側の歩道沿いにも一部見られました。
葉は対生し卵円形またはハート形。葉柄の付け根に葉のような托葉が見られました。葉柄付近に小さな蜜腺も見られます。
花は散房花序につき数個。およそ直径2㎝前後の小さな花をつけます。
希少な植物が市街地の意外な場所で自生していることに驚きです。
○ササキカズラ(キントラノオ科)
県内分布:沖縄島、宮古島、石垣島、西表島、新城島(下地島)、与那国島、波照間島。沖縄島では近年確認されていないようです。
沖縄県RDB:絶滅危惧Ⅱ類(VU)、環境省RDB: 絶滅危惧ⅠA類(CR)。
葉は対生し卵円形またはハート形。葉柄の付け根に葉のような托葉が見られました。葉柄付近に小さな蜜腺も見られます。
花は散房花序につき数個。およそ直径2㎝前後の小さな花をつけます。
希少な植物が市街地の意外な場所で自生していることに驚きです。
○ササキカズラ(キントラノオ科)
県内分布:沖縄島、宮古島、石垣島、西表島、新城島(下地島)、与那国島、波照間島。沖縄島では近年確認されていないようです。
沖縄県RDB:絶滅危惧Ⅱ類(VU)、環境省RDB: 絶滅危惧ⅠA類(CR)。